CO中毒事故にご注意ください

燃焼器は空気(酸素)が不⾜したままで使⽤していると不完全燃焼を起こし、CO(⼀酸化炭素)が発⽣します。COは毒性がとても強く、少し吸い込んだだけでも、頭痛‧吐き気、死にいたる危険性があります。燃焼器を使⽤する際は、⽇頃から以下のようなことに注意してご利⽤ください。

換気しながら使用する

ストーブやガスファンヒーターを長時間使用する際は、1時間に1〜2回、窓を開けて換気してください。夏場にクーラーを使用中の室内でガスを使用する際も換気を心がけてください。

換気しながら使用する

換気扇と⾵呂がまを同時に使⽤しない

屋内に排気筒のある⾵呂がま(CF式)をご使用中は、台所や脱⾐場の換気扇を同時に使⽤しないでください。排気筒から排気ガスが浴室に入りCO中毒を起こします。

換気扇と⾵呂がまを同時に使⽤しない

⼩型湯沸器は長時間使わない

お⾵呂のお湯はり、シャワーなどの⻑時間使⽤は不完全燃焼の原因となり、⼤変危険です。絶対にやめましょう。また⼩型湯沸器を使用する際は、換気扇を回すか、窓を開けて換気をするようにしてください。また、不完全燃焼防止装置が付いていない湯沸器の使用はおやめ下さい。安全装置が作動して火が消えるときは直ちに使用を中止してください。

⼩型湯沸器は長時間使わない ⼩型湯沸器は長時間使わない

室内に排気筒のある⾵呂がま(CF式)の注意点

(1)排気筒の先端は屋外に出ている状態にしておきます
(2)排気筒からの逆流がないことを確認してください
(3)鳥の巣などが排気を妨げていないか、定期的にご確認ください
(4)給気口が荷物などで塞がっていないかご注意ください

屋外から給排気する燃焼物の注意点

(1)排気筒が外れていないか、ご確認ください
(2)排気筒の先端が屋外に出ている状態にしておきます
(3)排気口が荷物などで塞がっていないかご注意ください

CO警報器・ガス警報器の注意点

(1)コンセントが抜けていないか、ご確認ください
(2)掃除機などを使用後、警報器の電源を抜いた際は元通りに戻してください
(3)交換期限は5年なので、交換時期を過ぎている場合は交換をお願いいたします

CO警報器・ガス警報器の注意点

安全のために、古くなった燃焼器は交換を

ガスをご利⽤のご家庭で、古い湯沸器や⾵呂がまを使っている⽅はいませんか。不完全燃焼を起こすのは古くなった燃焼器をお使いの場合が多く、不完全燃焼防⽌装置が付いていない燃焼器では、不完全燃焼を起こしても燃え続けてしまいます。
不完全燃焼防⽌装置が付いていない古くなった燃焼器をお使いの⽅には、燃焼器の交換をお願いいたします。

(例)
・不完全燃焼防⽌装置が付いていない瞬間湯沸器
・不完全燃焼防⽌装置が付いていない排気筒のある湯沸器
・不完全燃焼防⽌装置が付いていない煙突のある⾵呂がま

安全のために、古くなった燃焼器は交換を 安全のために、古くなった燃焼器は交換を

排気筒‧煙突についてのご注意

排気筒‧煙突のついたガス器具をご使⽤の場合、煙突の外れなどでCO中毒事故に⾄る可能性があります。

(例)
・錆びやすい材料が使われている場合
・グラグラ動いていたり、部品のズレや外れなどがある場合
・穴が空いている場合
・鳥の巣や落ち葉などで詰まっている場合
・強風や大雪といった自然災害によって破損した場合(雪おろしの際は、排気筒・煙突に損傷を与えないように十分注意してください)

排気筒‧煙突についてのご注意

CO中毒事故の事例

事例1:換気のつもりで換気扇をまわしCO中毒(⼆⼈死亡)
このお宅では、不完全燃焼防⽌装置の付いていない古い⾵呂がまを使⽤していました。事故の原因は、まず奥さんが⼊浴中にお⾵呂場の給気⼝をふさいでしまったこと。そして、更にご主⼈が隣室の換気扇を回してしまったことです。そのため密閉状態となったお⾵呂場から空気が吸い出され、唯⼀外とつながっているふろがまの煙突から、排気ガスと⼀緒に空気を吸い込みます。排気ガスの混じった空気で燃え続ける⾵呂がまは不完全燃焼を起こし、COを発⽣したのです。この事故では夫婦2名が亡くなられました。不完全燃焼防⽌装置が付いていれば防げた事故でした。

事例2:湯沸器の不完全燃焼によるCO中毒(三⼈死亡)
このお宅では、不完全燃焼防⽌装置の付いていない古い⼩型湯沸器を使⽤していました。奥さんは、換気扇を回さずに、台所で⻑時間にわたって洗い物をしていました。ところが⼩型湯沸器の排気⼝にあるフィンが汚れで⽬詰まりを起こしており、排気ガスがうまく外にでなくなったために不完全燃焼を起こしたのです。湯沸器はCOを発⽣しましたが、ご家族は誰も気がつかず、CO中毒事故が発⽣してしまいました。この事故では家族3名が亡くなられました。この事故も不完全燃焼防⽌装置が付いた湯沸器を使⽤していれば防ぐことができたのです。

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